5. Android
今年は予想されていたとおり、スマホ元年になった。そしてアメリカの状況を追うように、日本でもAndroidがiPhoneを上回りシェアを伸ばしている。
”Yahoo!”や”IE”を使っていた人たちがスマホを使うようになってきた、これは個人向けのサービスだけでなく企業向けのシステムをも飲み込んでいくのだろう。
タブレットも含めたスマホ以外へのAndroidの展開については、まだなんとも言えないけれど。(むしろこちらが来たら革命的に状況が変わるかも。)
4. Amazon EC2
今年は満を持してAWSのデータセンターが日本に上陸した。もともとシンガポールでもそんなに問題はなかった(アメリカは体感できるくらい遅かった)けど、やはり東京にあるに越したことはない。
その他にもAWSは立て続けに機能が追加されている。個人的にはAmazon Linux AMIの登場が良かった。CentOSよりyumでインストールできるパッケージのバージョンが新しいし。
以前は「突然落ちる!」という話が蔓延して大丈夫かなと思ってたけど、実際に使ってみて大丈夫な部分もそうでない部分も分かってきた。
来年は色んな環境をEC2へ移行していこうかなと夢想中。
3. jQuery UI
これは今年登場したわけではないけど、個人的に今年から本格的に使い始めたのでランクイン。
いわゆる”デザイン”ができない自分にとって、jQuery UIはまさに福音だった。classを指定するだけで簡単にそれらしいサイトができあがるし、その上バラエティに富んだテーマを選ぶことができる。企業向けのWebアプリならこれで充分でしょう。
はやくGridがリリースされないかな。
2. jQuery Mobile
そしてjQuery UIの弟分ながら既に兄貴とは比べものにならないくらいメジャーになり、(自分の中では)デファクトスタンダードにまでなっているjQeury Mobile。
jQuery UIのCSS Frameworkで実装されたclassさえ指定しておけばよいというやり方をさらに進化させ、data-*属性により動きまで指定するというやり方は黒魔術的だが、覚えてしまえば手軽に使うには便利。Ajax(実際にはHijax)による遷移も含めて、もうMobileだけじゃなくてPC向けにも取り入れればいいんじゃないかと思う。
とここまで書いて気づいたが、このブログではまともにjQuery Mobileについて書いたことがなかった。マニュアルを見れば他に調べる必要もないからか。
1. Titanium Mobile
1位に輝いたのはTitanium。チタニウムではなくタイタニウム。日本ではチタンに引っ張られてチタニウムと読みたくなるが、それでもどうしてもタイタニウム。
まだ発展途上の感は強いが、JavaScriptで、AndroidとiPhoneの両方のアプリが作れるというのは便利。
フォーラム等で回答をしたり見やすいAPI Documentも作ってくれたmasuidriveさんの活躍に負うところも大きいと思う。参考情報(日本語ならなお良し)の探しやすさは往々にしてソフトウェアがブレイクするかどうかにおいて、ソフトウェアの出来よりも影響が大きかったりする。来年も期待してます。
- Windows XPに Titanium Studioをインストール
- Titanium Mobileで 特定のURLをブラウザで開くだけの Androidアプリを作成する方法
- Titanium Studioで作ったアプリを Android Marketに登録する手順
こうして見ると、やっぱりスマホの年だったと実感する。あとはJavaScriptか。
でも、ここでは出てこなかったけど、なんだかんだで個人的には今年もPHPが中心だったなあ。でもPHPは身近過ぎて、「今年」気になったキーワードという感覚にはならないんだよなあ。