2009年8月12日水曜日

rating(星5つとか)に実効性を与えるにはどうするかを考えてみる

星の数1~5個(または0~5個)で評価すること(以下レーティングと言う)は、たいていの場合うまく機能していない。

うまく機能しない原因

  • レートを付ける人の数が少ないので、レートが偏る
  • 極端なレート(1 or 5)を付けられる傾向が強くなることが多いので、平均点自体にあまり意味が無い
  • 未評価の場合、星1つよりも下という扱いのことがある


以上を踏まえて、こういうのがいいんじゃないだろうか
  • レートを付ける人ごとに、レートの絶対値の平均点を計算し、それを使って付けられるレートに重みを付ける
  • 最大5までとか制限せずに、10まで、100まで、あるいは無制限といった大きい数にする
  • レートはプラスだけでなく、マイナス評価もできるようにする
  • 未評価は「未評価」という別枠として扱う

例えば、A・B・Cというものにマイナス100からプラス100の間でレートを付けるとして、FooさんとBarさんが下記のようにレートを付けたとする。
 Foo → A:+100、B:+100、C:-100
 Bar → A:+70、B:+50、C:+30

するとFooさんの絶対値の平均は約100、Barさんの平均は50になる。
この平均でそれぞれのレートを割るって100をかけると
 Foo → A:+100、B:+100、C:-100
 Bar → A:+140、B:+100、C:+60

それなりに絶妙な評価を与えてるような気がしなくもない。
極端に走りがちなFooさんより、渋い点を付けるBarさんの方が高い点を与える力を持っている、ように見えるけど。どうなんだろう?
偏差とか使った方がいいのかな?

ログインしなくてもレーティングできるなら、非ログイン者は全て「ゲスト」扱いにして、「ゲスト」の平均で重み付けすれば落ち着くところに落ち着くだろう。


参考:
 学術論文における"rating"ってなんだ? - かたつむりは電子図書館の夢をみるか
 五つ星の評価は無意味だ « maclalala2

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